2008年07月09日
レポートその3/7・コンテストライブ・Type-Two

6月29日(日)に、ラフハウスで開催されたコンテスト形式ライブの様子をレポートします。
7組の参加者がいたので、7つのブログに分けてUPしています。
★詳しいいきさつは、コチラをご覧ください ⇒ コンテストライブ・レポートその1/7
今回は三つ目のブログ・・当日の3番目の演奏者、アコースティックギター2人のユニット「Type-Two」を聞いて感じたこと。
こういうライブ(風のコンテスト)にインストで登場する度胸に、まずは拍手!ですね。
わたしはこの分野・・押尾コータローとか、ゴンチチとか、山弦とか・・・にはそんなに詳しくはありませんから、「誰々ふう」とかという判断もできません。
ライブミュージシャンとして、インストギタリストとして、見た感想です。
1曲目「晴れのちクモリ」(オリジナル)
いいアンサンブルしてたという印象があります。
演奏者の手元とか見えなかったので、耳に聞こえたあのアンサンブルが、
どういうように2つのギターに分けていたのかが見えると、もっとちゃんとしたコメントが書けたかも知れませんね。
ただ、曲前や、曲と曲の間のトークで、ずっと演奏者の方を見て「ふたりの会話」だけのように見えたのは、ちょっと興ざめ?のように思えました。
ビシッ!と、お客さんの方を見て語る部分が少しでもないと、ライブで人の心は掴めない気がします。
2曲目「グリーンスリーブス」(押尾コータロー版コピー)
聞かせどころのメインの曲ですよね。
途中、止まりそうになった時にははらはらしましたが・・。
3曲目「Ready Go」
聞き終わって・・・・インストでライブに出て「何かを伝える」のって、ほんと、難しいなぁ・・が、実感。
「たくさん練習して、『あの押尾コータローが弾いている』ように、弾けてますよね?」ということだけを、見てもらおうとしているのか・・・
インストのその楽曲で、その時の自分の気持ち、楽曲そのものが持つパワーを、
生でぶつけたいのか・・・とか。「歌詞」がない分、かなりきびしい。
「上手」さだけをアピールするとなると、アマチュアでもうまい人はやまほどいる。
ピアノの発表会のように、「練習の成果を関係者が温かく見学に来る」という会ではなく、
「ライブ・・LIVE」を見に来る人々は、そこに「生身の人間が、何かの意思を持って、音楽を観客にぶつけに来てる」そのインプレッションが欲しくて来ているひとも多い。
もちろん、あれこれ難しいこと言わんでも、楽しい音楽があって楽しめたらええんちゃうん!?というひともいて、同じように思っているアマチュア演奏者も多くいることは理解できます。
でも、音楽聴くひとは、それぞれ「なんらかのこだわり」があるので、よりたくさんの音楽を聴くひとたちに「あれこれ難しいことえんちゃうん」と言わせるためには、演奏力・トーク力・表現力、磨かないといけないことはたくさんありますよね・・・きっと。
で、今回は、「500円」という有料のライブ。ライブハウスの主催でやる「ライブ」。
「気」が伝わる演奏が欲しい。
で、やってみると、インスト曲を「気」が伝わるほど演奏するには、くたばるほど練習やって・・・
指が自由に動くようになってから、ライブステージに立ち、思いをぶつけないと・・・・・できんよな、と。
そんな気がしました。
そんなことを感じてしまいました。
Type-Twoのみなさん、すいません。演奏評というより、おふたりの演奏をきっかけにした音楽観の話のようになってしまいましたね。見当はずれだったら、申し訳ありません。
じゃんじゃか、どんどん前進して、また、ライブ会場で「これでもかぁぁぁ」とギターで観客を唸らせてください。タノシミにしてます。
Posted by rookie1957@ストリート at 09:20│Comments(0)
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