ロックん天涯☆rookie1957@ストリートファイター

「モバイル天涯」改め『ロックん天涯』。

グルメの話も旅の途中の話も夜の街をさすらう話もとりあえず横へ。
音楽とパフォーマンスとライブの話題だけ、
書ける時にだけ書き記そうかと。

Scinece 26,April,2008・・。
自分が「ロックん」な演奏スタイルだということに目覚めた緋色な日から。笑。


るいまま加工写真を再加工（笑）

【５月２３日（金）22:00頃～26:20頃「ライブハウス海人】
～出張族大阪スーパーギタリスト・サラリーマンを囲む会（笑）～

大阪から高松に出張に来て、たまたま訪れたライブハウス「海人」にすっかり馴染んで。
いつのまにか、「彼」が来るとわかった週末に、彼と一緒にセッションしたい人が集まるように。

彼の名は「まっちゃん」。
いわゆる”スローハンド”ギタリスト。
クラプトンにつけられたこの称号は、指の動きが絶妙でとにかく最高！を意味してる。
色気があってメロウでブルージーで臨機応変で。

で、２３日。２０時１０分出張帰りで高松駅にたどり着いて、中途半端に夢の会に乗り遅れた私は、軽く食事をして一路（ちょっと寄り道ありましたが・・）海人へ。

[集まっていたメンバー]

・５０代半ばのリーマン“プロ”ブルースパーピストおっちゃん＜うまい・・＞
・伊太地山伝兵衛respect大ちゃん＜甘～い＞
・気持ちのいい童顔３７歳ドラマー＜笑顔にホッとします＞
・クラプトンrespectギタリスト＜グラフアンライブでも遭遇＞
・２０才素直な大学生ストリートミュージシャン＜わ、若い・・＞
・ＫＡＺＵＫＯ＆海人マスターＴｈｅ バディ
・・・・番外？途中乱入「るいまま＆マイト」
・で、わたくし

ほんとうに楽しくて、音楽的にもエキサイティングで緊張感あって、
で、アンサンブルしてて、ヒートアップもしてて。
いいセッションナイト、でした。

■私の演奏楽曲レポ

＜１順目＞22時半頃

１．岡村孝子～今井美紀～岡村孝子ロックんメドレー『夢をあきらめないで～ＰＲＩDE』
２．新曲（笑）ブルーハーツ『キスしてほしい』ブルースロック
３．由紀さおり『手紙』ブルースロック
４．小田和正『言葉にできない』ロッカバラード
”まッちゃん”のスネーク・オブリガード、絶妙のアドリブが入り、
ブルースハープおじさんの”ええ感じ”の”すけべぇったらしい”変幻自在のハープ魂炸裂して、
爽やかドラムとマスターのベースというしっかりとしたリズムセクションに守られて。

あー、ほんとに気持ちよく演奏して歌うことができました。

＜２順目＞午前１時頃？

この日集まったメンバーがぐるりと演奏一巡して。
るいまま＆マイトさんも途中やって来てて。
じゃあ、２順目だ、ってことで私の番、ふたたび。

１．るいままがいる、ということでオリジナル『あしたさぬき。ニナレ』
リードヴォーカル；るいまま。ギター＆ときどきコーラス？わたくし。

２．新メドレー初披露（笑）；スピッツ＆ブルーハーツ『空も飛べるはず～キスしてほしい』ロッカバラード魂！
「キスしてほしい」に入ると、ブルースおじさんがギターで乱入。まっちゃんがハープに持ち替えて、海人のマスターはキーボードに持ち替えて。
いやぁ、アドリブ回しが盛り上がりましたです。

３．さて、何をやろうかと小屋置き譜面集（わたしのファイルをお店に置いてます、笑）をめくっていると、メンバーのみんなが、「らららをやれ・・」と、口ぐちに。「ららら、が癖になる。耳に残る」云々。
あ、「ららら」と言っても大黒なんとかではありません。
１順目にした「言葉にできない」が、ミュージシャンの皆さんの間でも大好評？笑？のようで。
で、再びリードギター”まっちゃん”、ブルースハープ”おっちゃんハーピスト”、キーボード”海人マスター”という布陣でセッションスタート。
アドリブ回しまくりで、ヒートアップ。

４．もう、みんなヘロヘロに近いんですが・・・とくにまっちゃんとハープおじさんとマスターはみんなの演奏に加わるので４時間くらい演奏し続け・・・・わたしの“最終兵器メドレー”を敢行！

わたしがどうして歌いはじめたかのルーツに迫る？

岡林信康『友よ』～弔野清志郎『雨上がりの夜空に』～尾崎豊『シェリー』～『友よ』ロックンロール・メドレー版

１９６８に産み落とされた学園闘争へのシンパシーに満ちた応援歌？
イデオロギーとか運動ではなく、ひととひとの結びつきとして、
「友よ」と歌いはじめ、「夜明けは近い」「あしたがある」とメッセージしている。
当時、大学封鎖のバリケードの中で、新宿西口広場の集会の中で、
自然発生的に学生たちが口ずさみ、”民衆の大合唱”のように大きな声になり大学やまち中に響いていた、その曲から歌いはじめる。

海人マスターがリアルタイム世代。
ブルースハープおじさんも、きっと多感な若いころに触れた曲。
３０代後半の”まっちゃん”や爽やかドラマーは音楽シーンの伝説として。
マイトさんも若いころに唄ったんだろうか。
るいままは、どこかで聞いたことがあるんだろうか。
そんな曲からはじまって、アナーキーな清志郎につづく・・・

「こんな夜にお前に乗れないなんて・・・・こんな夜に発射できないなんて・・」

おじさんたちの演奏はハイテンションのピークに達して、
魂のるつぼのような、ドロドロのセッションバンドパワー全開。

そして、多感でセンシティブで、高松オリーブホールにツアーでやって来た“生”尾崎豊を聞き、見たことのあるわたしが「シェリー」を歌い語る。３０代後半のまっちゃんと爽やかドラマーはリアルタイム世代。

いやあ、１５分以上になったんじゃないでしょうか。このメドレーセッション。

元プロ・ミュージシャンである”ブルースハープおじさん”、セッション終わって曰く・・

「ルーキーの演奏は、ま、音楽的でもなんでもないけど、３回目にして、やっと分かった」と、
わたしの演奏スタイル、パフォーマンスをやっと認めていただいたようで（苦笑）。
「いままで２回、セッションに入ったけど、どうも、いままでは、僕はどうしたらええんか、わからんかった。自分の居場所がようわからんかったや～」と。
そうでしたか・・・私には体感できませんでしたが、正式な音楽を勉強して皆さんからよく言われるニュアンスのことばですが。
でも、今日、やっとわたしのスタイルにどっぷりと入っていただき、
気持ちよく、素敵なメロディを連発してくださいました。

てな一夜。

音楽的に修練を積んだ周りのみなさんに感謝、な一夜でした。
わたしも音楽的に訓練を重ねて、１年後か２年後、３年後には、セッションでリードとして乱入できるように精進したいなと、つくづく思い入った一夜でもありました。

でも、わたしのパフォーマンスでセッションしてるまっちゃんのアドリブとハープおじさんのゴキゲンなメロディとマスターのベースラインを、客席側で聞いてみたいんですよね～なんとかならないかなぁと思案中。

■当日の様子
左からハープおじさん、海人マスター、まっちゃん、わたし


■２０歳の若きシンガーのセッションにドラムで参戦・・酔ってます。
左からまっちゃん、２０歳の若者、わたし