2009年12月16日

私が「いいんだぜ」を唄うということ

わたしは、今年の8月にはじめて中島らもの「いいんだぜ」を歌っている人に遭遇して・・

⇒ ライブ燃え!中島らもと森山良子とのぶさんとハナメガネちゃん


その後、9月のBeatlesのライブで、初めて人前で演奏をしました

⇒ 09/05ライブ実録~Beatlesの一夜(長文)・・ほんまにあきれるくらい長文です・・


私が「いいんだぜ」を唄うということ


わたしは、どうして、この楽曲を演奏したくて、演奏するのが怖くて、でも、演奏しようと気力を振り絞るのか・・自分でもわからないんですが、歌い続けたいと思っています。


★「なんか、優しさを感じる」

★「愛されてるなぁと、思う」

★「・・わたし、受け容れられないな・・・」

★「これ、いいねぇ。これ。イケるよ。これ」

★「もう最高っす・・・」

★「いいんだぜ、やってください。聞かせてください。好きです。いいんだぜ」

★「いいんだぜ、ルーキーさん、いいっすよ。演奏しつづけてください」

★「中島らもは当事者で、自分がうつ病で、ヤク中でアル中で。そんな人が自分のためにも歌う“いいんだぜ”と、健常者?の人が歌うのは違うと思うんですが、でも、らもさんが思ってたことを唄うのは、唄う前にらもさんのこと語って、唄うのは、ありですよ。やってください。続けてください。」

★「ルーキーさんのイメージを壊すよ、この曲は」

★「歌詞が、痛いな、これは。どうしてこれ、やるんかなぁ」

★「曲の存在は知ってましたけど、生で演奏しているひと、はじめて見ました」


私が「いいんだぜ」を唄うということ


9月から、いろいろなところで演奏をしました。


歌うまえには、ちょっと深呼吸をして、ギターの低音をずっずっずズっと弾きながら、唄い出しまでまた少し躊躇しながら気持ちを整えて、最初のことばを謡いはじめます。

「どメクラ」
「どつんぼ」
「小児マヒ」
「かたわ」
「心身症」
「パニック」
「キチガイ」
「クラジミア」
「梅毒」
「エイズ」
「くろんぼ」
「北朝鮮」
「アラブ人」

数限りない汚い言葉、辛い単語、差別用語な単語、放送禁止な単語・・

当事者が耳にすると不愉快になる単語。

当事者の家族、関係者が聞くと・・演奏者の浅薄さを諌められる言葉使い。


でも中島らもは、それらすべてを「いいんだぜ」で締めくくる。


中島らもは、歌える。いいんだぜ、と。


でも、わたしは、唄い演奏できるのか・・

この歌詞を、この唄を唄えるのかと・・・いつも自問しながら演奏してます。



でも、中島らもという人が亡くなってこの世にいないわけでして。


わたしは、この楽曲を、やっぱり、歌い継いで行きたいと思う。




このブログを読んだみなさん、コメント、ください。


もちろん、免罪符にするつもりはありませんが。


「いいんだぜ」を演奏することは、とてもとても、孤独なので。


こういったことを、ブログに書いてみたい、と。素朴に思って書きました。


「いいんだぜ」無修正版 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=0SzvijfC5-0

「いいんだぜ」ライブ映像 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=8Fyv59SY-oU

中島らもって?Wikipedia ⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E3%82%89%E3%82%82

中島らもについてのブログやサイト 

http://dokuman-z.jugem.jp/?eid=70

http://2ramo.web.fc2.com/

http://www.age.ne.jp/x/ramo/menu.htm

・・・いいんだぜ、別ヴァージョンの後半の歌詞・・・・

いいんだぜ

いいんだぜ

俺はいいんだぜ

全然いいんだぜ

おれがアル中でも
躁うつ病でも
おれが阿呆でも
おれが何者でも

いいんだぜ いいんだぜ

いいんだぜ いいんだぜ

いいんだぜ 




私が演奏している「いいんだぜ」ヴァージョンの最後、中島らもは、こんな風に歌い終わります


⇒ HEY, BROTHER & SISTER 君はどうだい



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Posted by rookie1957@ストリート at 19:30│Comments(7)音楽・舞台・映画
この記事へのコメント
いろんな意味で難しい曲だと思います。
歌い続ける限り、そうやって自問自答をしながら真摯に向き合わないといけない曲なんだろうと思います。
どんな曲でも曲だけじやなくスタイルやなんかも、多かれ少なかれ賛否両論はあると思います。

個人的には応援しています。
Posted by かkazaざ at 2009年12月16日 21:08
★かkazaざ


コメント、ありがとうございます。
Posted by rookie☆ルーキー at 2009年12月16日 21:53
バンドオブザナイトの頃、らもさんばっかり読んでた頃がある。
私達世代の天才でしょう。(賢すぎたらこうなるのか・・・と存命中は思っておりました。)
楽曲と作者は別物で楽曲として歌い継がれていくものですが、いいんだぜは、そういうわけにはいかないですよ。
誰が歌ってもよい歌でもないし。
ルーキーさんなららもさんも、もっと歌えと天国から言っていますよ。
60になっても、70になっても歌ってください。
一言らもさんのことも話してください。
パームスとか思い出されます。

ルーキーさんの歌長らく聴いてないいなあ。

 
Posted by renge at 2009年12月17日 09:57
ドシロウトミュージシャンの自分の歌で誰かが喜ぶなんて感動するなんて思っていない、伝えたいメッセージを歌に託そうなんて勘違いしちゃいない。まして、好きになって貰いたい喝采を浴びたいなどと気色の悪い企みもない。

あなた達の前で歌って、あなた達の中で起こる波紋を目前で体感したいだけ、これは物書きには得られないミュージシャンの特権なんです。

では、今からココロをざわつかせて下さい、俺が気持ちイイから(笑)
『いいんだぜ』

                              中島らものMCから
Posted by riverman at 2009年12月17日 10:06
最初にルーキーさんのこの歌を聞いたのは、オヤオウの合宿の時でしたね。
突然リードを弾いてくれと言われ、全く知らない歌だけど、セッションでやりました。
リードを弾きながら歌詞を聞いてて、正直びっくりしたのが第一印象でしたよ。ちょっと弾きながら動揺しましたよ。
インパクトあったです。なんでこの歌を歌うのかなって思ったりもしましたよ。

それから、何回かルーキーさんのこの歌を聞いて、その歌に対する想いも聞いて、ようやくいい歌だし、どうして歌うのかがわかった気がしました。

この歌は、難しい歌ですね。演奏とかメロディーじゃなくて、やっぱり歌詞に尽きますよ。
場合によっては、この歌詞の当事者や家族の人もいるかも知れないし、今現在そういうことで悩んでいる人もいるかも知れないですから、何の説明もなく歌うと不快感や嫌な気持ちにさせてしまうこともあると思います。

だから、どこでもではなく、TPOを選んで、その歌に対するルーキーさんの思いや中島らもが伝えたかったことを説明して、歌うのがベストかなって勝手に思います。

やっぱり、歌・演奏・音楽は、人に不快感や嫌な気持ちにさせるものじゃなく、楽しく、また幸せな気持ちにさせるものであって欲しいです。
歌や演奏って、本当にその人なりが出ますからね。

結論から言いますと、僕はそういったことを踏まえた上で、いい歌だと思いますし、歌い続けて言っていいと思いますよ。
この歌は、ルーキーさんらしいです。
これからも応援してますから、頑張ってください。
また、リード弾かせてください。

長々と勝手なことを書いて、すみません。
Posted by ECシンジ at 2009年12月17日 12:51
ノムロックカフェで歌っているのを聴いた時、

いろんな意味ですごい歌だなあ~て。。

あの時、るいままやくりすちん♪やみっけちゃんも一緒に聴いたけど、
どんなふうに思ったんだろう。



だけど、

この歌を聴いた人がこんなにいろいろと感想をもつ。

自分に関係なければ素通りして通りそうなことに対してあえて意識を向ける機会を作ってくれる歌

いろんな考え方があるとは思うけど
まずは意識し考えることができる歌を唄い続けていくことって
とっても意味のあることなんじゃないかなーと思います。

そして、
こんなふうに、歌っているrookieさん自体が、
今まで、そしてこれから、唄い続けることで、いろんなことを感じ、経験し、
それがまたなおさら「いいんだぜ」を意味のある素敵な歌にしていくのではないかと・・・そんなふうに思いました。

rookieさんならそんな風に深ーい歌にしてくれそうな・・・

ん?
いや
まあ、それは言い過ぎ?(^v^)

ああ言えばこういうrookieさんが
どんな風にこれから唄っていくか・・・楽しみ~だったり~?

また・・・そのうち、いつかどこかで・・・機会なんかがあれば、

聴いてあげてもよくってよ(笑)
Posted by となきちとなきち at 2009年12月17日 19:04
僕は、あなたが歌いたいと思うんだから歌うしかないでしょう。

誰がドウコオ言おうが、たぶん歌いたいんですよ。

この歌に出会ったときの衝撃みたいな感動?

伝えたいものがあって、リスクは本人が背負うんですよ。

それを承知で歌えばいいと思います。


僕の感想は興味ありです。
Posted by tya-sura at 2009年12月17日 21:50
 
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